富山市立図書館本館スタッフ　清川奈津子さんが選んだ今月のオススメ絵本！！
「あがりめさがりめ　おかあさんと子どものあそびうた」　絵：ましませつこ　（こぐま社）
＜内容＞
「あがりめさがりめ」「いっぽんばしこちょこちょ」など、お母さん方も小さいころに楽しまれた経験はないでしょうか。
親子でやってみたくなる、おなじみのあそびうたがたっぷり詰まった絵本です。
＜コメント＞
ずっと伝えられてきたわらべうたや手遊びには、人と人とをダイレクトにつなぐ力強さがあります。
祖父母から父母へ、父母から子へ・・・。
わたしたちもその大きな流れの一部になれたら素敵ですね。

絵本で遊ぼう親子サークル「ひふみ童富山」代表 古市容子さんが選んだオススメ絵本♪
「ぼくのおべんとう/わたしのおべんとう」　作・絵：スギヤマカナヨ　（アリス館）
＜内容＞
「パカーン！！まずは、たまごやき。」
「やったぁ、からあげもあるぞ。」
「ねえ、ミートボールとからあげ、とりかえっこしようよ」
「うん、いいよ」　楽しいおべんとうの時間です。
＜コメント＞
子どもと一緒に会話をはずませ楽しめる絵本です。
1冊でもじゅうぶん楽しめますが、２冊並べて読める珍しい絵本です。
絵本を並べ、親子で兄妹であれやこれやと話しながらお弁当時間を満喫ください。

子育てほっとサロン・いずみ文庫主催　江藤裕子さんが選んだオススメ絵本♪
「だいすきひゃっかい」　作：村上しいこ　絵：大島妙子　（岩崎書店）
＜内容＞
よる、眠くないはるなは、おかあさんになぞなぞをだします。
「ねるまえに、はるながいくのはどーこだ！」
思わず親子でだっこしたくなる、“おやすみなさい”のスキンシップ絵本です。
＜コメント＞
大好きって子どもに言いながら１日を終えるために、この絵本を読んであげてください。
読み進めていくうちに、親子であったかい気持ちになれる1冊です。

デフォー子どもの本の古本屋　田中史子さんが選んだオススメ絵本♪
「しおちゃんとこしょうちゃん」　作：ルース・エインワース　絵・訳：こうもとさちこ　（福音館書店）
＜内容＞
双子のこねこ、「しおちゃんとこしょうちゃん」。
しおちゃんは真っ白で、こしょうちゃんはグレーの毛が混じっています。目は、お母さんと同じ緑色。2匹は何をするにもいっしょ、かならず2匹そろって同じことをします。
ある日、2匹は高い所に上ろうとして家よりも高い木にどんどん登っていきました。
てっぺんまで着いたけど、さあ大変！
降りられなくなってしまいました。
日が暮れてあたりは真っ暗。
その時、木の下に二つの緑色の光が見えました。
お母さんが助けに来てくれたのです。
＜コメント＞
『こすずめのぼうけん』を書いたルース・エインワースの本です。
兄弟や友達と競い合って新しい経験をし、成長していく子どもたち。
それをしっかり見守るお母さんの姿が、子どもたちに安心感を与えてくれます。
明るく温かみのある絵に無駄のない言葉。
小さい子からちょっと大きい子まで楽しめる1冊です。